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くじらようかん (宮崎県) : ウィキペディア日本語版
鯨羊羹 (宮崎市)[くじらようかん]

鯨羊羹(鯨ようかん、くじら羊羹、くじらようかん)は、宮崎県宮崎市(旧宮崎郡佐土原町)の銘菓。
米の粉を練った物をあんこで挟んで蒸した和菓子。日持ちがしないため、「菓子の刺身」とも言われる。宮崎空港1階、宮交シティバスセンター1階、宮崎市石崎の杜歓鯨館1階でも購入することが出来る。老舗の阪本商店の他、安田屋と日向橘が製造している。阪本商店の手作りの製造数が毎日30本なので珍品扱いされている。尚、安田屋の冷凍品が新宿みやざき館KONNEで販売されているが量産された冷凍食品なのでやや風味に欠ける。

== 由来 ==
江戸時代薩摩藩支藩佐土原藩4代藩主島津忠高が26歳で早世。その子・万吉丸は2歳にも満たない年齢であったため、世継ぎを巡って争いが生じた(松木事件)。その混乱の中、万吉丸の母・松寿院が「息子と藩が、大海を泳ぐ鯨のように力強くたくましく育って欲しい」と願いを込めて鯨に似せた羊羹を作らせた。
万吉丸は後に5代藩主(6代とも)島津惟久となり、名君と慕われたという。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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